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(3)ウ モデル化とシミュレーション / 自分で作るシリーズ
🎯 π を自分で求めるラボ
いきなり答えのグラフは出しません。あなたが手を動かして、少しずつ π の求め方を組み上げる。最後には「なぜランダムな点で π が出るのか」を自分で説明できるようにします。
1まず予想しよう(答えを見る前に)
下の正方形(1辺=1)に、ランダムに点をたくさん打ちます。四分円(青い線の内側)に入るのは、全体の何%くらいだと思う? 当てずっぽうでOK。まず自分の数字を置くのが大事。
2まず手で、1個ずつ分類してみる
「点を1つ打つ」→ その点が円の中か外か、あなたが判定する。8個やってみよう。判定のコツ(中心からの距離)を体で掴むのが狙い。
この点は? →
判定ルール:中心(左下)からの距離が半径1以下なら「円の中」。数式なら x² + y² ≤ 1。手でやると分かるけど…8個じゃ割合はガタガタで、π なんて見えてこない。もっと数がいる。でも手作業は面倒。→ そこでコンピュータの出番。
3面倒な作業を、コンピュータに任せる
あなたが手でやった「打つ→x²+y²≤1で判定→数える」を、コンピュータに1000個ずつ肩代わりさせる。さっき手でやったのとまったく同じことを、速く大量に繰り返すだけ。
数が増えると、割合はある値に落ち着いてくる。あなたの予想 50% と比べてどう? 落ち着いたら次へ。
4なぜ π が出るのか、自分で導く
点は正方形全体に均一に散らばる。だから「円の中に入る割合」は、そのまま面積の比になるはず。
- 正方形の面積 = 1 × 1 = 1
- 四分円の面積 = 半径1の円 πr² = π の4分の1 = π/4
- だから「中の割合」→ π/4 ≒ 0.785…
割合が π/4 なら、
4を掛ければ π。あなたの測定だと:
π ≒ —
(真の π = 3.14159…)。ランダムに投げるだけで円周率が出るのは、
割合が面積比に近づく(大数の法則)から。これがモンテカルロ法。リスク計算や物理にも同じ発想が使われる。